【s16使用構築】双璧グロクチサイクル改 【最高最終2115 17位】

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【はじめに】

s16お疲れ様でした。今期は結果を狙うなら実質7世代最後のシーズンでしたが、なんとか自身2回目の2100を達成することができました。並びはかなりよくあるものなので特に面白いポケモンはいないですが参考になれば幸いです。

 

【結果】

TN バルブレイク 最高2038最終19xx

TN Hoshii Miki♪ 最高最終2115 最終17

 

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※追記

USUMレート2000以上が参加可能な仲間大会「ラストホズラッシュ」にて最終2位をとることができました。使用構築は諸事情でミミッキュが陽気個体でしたがそれ以外は同じものを使用しました。試合には変更の影響はありませんでしたが、絶対意地の方が強いです。

 

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【使用構築】

 

【構築コンセプト】

・どちらのメガ枠を選出しても補完に優れたサイクルで戦う。

・ヒトムレヒレグロス特有の選出段階での持ち物判別のし辛さを利用し、最も有名なものから型を少し外してアドバンテージをとる。

 

【構築経緯】

これ以外使えないので今期も使い慣れた

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○前回構築 

【s14使用構築】鎧袖一触グロスクチート【最高最終2114 49位】【2ROM2100】

 

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メタグロスは大きな変更はなく主軸として優先的に選出するメガ枠として続投。

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クチートは前回の構築では役割対象をメタグロスを出しづらい受けサイクルに絞っていたが、今回はそれに加えて同じくメタグロスを出しづらいマンダガルドの並びに対しても役割を持てるように技構成を変更。

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ランドロスは今期もスカーフで使うつもりだったが、受けを崩す上でステルスロックが撒きたかったのと今まで軽視しがちであったミミッキュを意識して今回はゴツゴツメットを持たせた物理受けで採用した。

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カプ・レヒレ@ミズZ は持ち物の変更はないが性格と技を少し変更。

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次にこの4体では相手のメタグロスを始めとした鋼が重いためメガ枠との相性補完にも優れた ヒートロトムこだわりスカーフ を採用。ここまでは考えた時点ですぐに決まった。

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最後の枠は対面選出の駒としてカビゴンと悩んでいたが最終的にミミッキュ@気合いの襷 を採用し構築が完成した。

 

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 【個別解説】

 

f:id:fourthlog:20180726143540p:plainメタグロス@メガストーン

性格:意地っ張り

特性:クリアボディ→硬いツメ

技構成:思念の頭突き/冷凍パンチ/アームハンマー/バレットパンチ

 

・使用配分① 最終的にはこちらを使用

実数値:171-210-170-x-130-153

努力値:124-204-0-x-0-180

○調整

・A:H4ミミッキュバレットパンチで13/16で1発

・H-B:A156ミミッキュのゴーストZ15/16耐え

・H-D:C155ゲッコウガの命の珠悪の波動確定耐え

・S:準速100族抜き

 

・使用配分②

実数値:173-206-171-x-145-139

努力値:140-180-4-x-116-68

〇調整

・H:努力値量を抑えた範囲でなるべく高く

・A:余り

・H-B:A156ミミッキュのゴーストZ15/16耐え

・H-D:C147カプ・コケコのEF下電気Z14/16耐え

・S:準速レヒレ抜き抜き

 

いつもの主軸メガ。

当初はいつもの①の配分を使っていたのだが構築にZ持ち電気への不安が残ったため②の配分も試していた。特殊Z全般への行動保証が生まれたり相手とのダメージ感覚のズレが起きるようになり強い場面も多かったがs16の環境に関して、

・コケコが数を減らしている

・ゲンガーにはクチートでもある程度有利、また明らかな催眠ゲンガー増加に伴う相対的なCSシャドボ個体の減少

・環境にいるミミッキュのほとんどが意地AS

・最速レヒレがやや増加傾向

と感じこれらを考えると今期はD振りよりS振りの恩恵の方が大きいと考え①の配分に戻した。

技構成も特に変更なし。いくつか変えてみたこともあったがやはりこの構築にはこの構成以外あり得ないと感じた。

 

 

f:id:fourthlog:20180726151518p:plainクチート@メガストーン

性格:意地っ張り

特性:威嚇→力持ち

技構成:じゃれつく/不意打ち/叩き落とす/剣の舞

実数値:151-172-146-x-116-76

努力値:204-252-4-x-4-44

〇調整

・A:振り切り

・H:地球投げ3回耐え

・H‐B:A156+1ミミッキュのゴーストZ確定耐え 

              A165ランドロス地震15/16耐え

・H-D:C179アーゴヨンの大文字15/16耐え

・S:余り (s20振りクチートを意識した調整をさらに抜ける程度)

 

いつもの裏メガ。

この技構成+A特化にすることで受けサイクルだけでなく同じくメタグロスを出しづらいマンダガルドの並びに対しても強く出られるようになった。また結果的に前回より汎用性の高い技構成になったためメタグロスより刺さっていると感じれば積極的に選出できるようになった。

本当はもう少しD方面の耐久を上げたいのだが(ステルスロックアーゴヨンの大文字耐え、呑気や身代わりギルガルドのシャドボ2耐え等)、前回使用していた耐久ラインとA特化にすると丁度余りが少しSに振ったS下降補正テッカグヤまで抜けるSになったためそのまま使い続けた。実際このSでもほとんどのテッカグヤの上をとることができた。

 

 

f:id:fourthlog:20180726145823p:plainランドロスゴツゴツメット

性格:腕白

特性:威嚇

技構成:地震/毒々/ステルスロック/蜻蛉返り

実数値:196-165-156-x-101-109 ※S個体値27

努力値:252-0-252-x-4-0

〇調整

・HB振り切り 

 

物理受け+各種スリップによる削りを担う。

取り巻きとの耐久ラインを考えると場持ちよりもサイクル下での削りを優先したいため持ち物は混乱実ではなくゴツゴツメット。後述のレヒレの挑発と合わせてミミッキュに対して非常に有利に立ち回ることができた。またガルーラ軸にも分かりやすく強くベーシックなガルランドであればランドレヒレの2体だけで簡単に崩壊させることができる。

技構成は物理受けランドロスとしての性能を確保するための地震+蜻蛉返りは確定として残り2枠は崩しの一端を担えるよう毒々とステルスロックを採用。岩石封じは必要がなかったので切った。そのためS個体値27の数字自体に意味がなくなってしまっているが特に問題なかった。

 

 

f:id:fourthlog:20180726151334p:plainカプ・レヒレミズZ

性格:臆病

特性:ミストメイカ

技構成:ハイドロポンプ/ムーンフォース/挑発/瞑想

実数値:145-x-136-147-150-150

努力値:0-x-4-252-0-252

〇調整

・CS振り切り

 

ほぼ100%選出する構築の核。

今回は上位で比較的少ないと感じていたナットレイにピンポイント気味であっためざ炎を切ってより使う機会の多い挑発を採用。また挑発を強く使うために性格を臆病に変更。これにより準速ミミッキュオニゴーリ、積まれると厳しい木の実ウルガモスギャラドスの上から挑発できるようになり、ミラーにも多少優位に立てるようになった。控えめの時点で火力も耐久もギリギリだったためこれらを削った弊害もかなり目立ったが、火力に関してはランドロスのスリップダメージや裏の先制技である程度は補えるだろうと判断した。

 

 

f:id:fourthlog:20190720011926p:plainヒートロトムこだわりスカーフ

性格:控えめ

特性:浮遊

技構成:オーバーヒート/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/トリック

実数値:125-x-127-172-128-138

努力値:0-x-0-252-4-252

〇調整

・CS振り切り

・ダウンロード対策 B<D

 

空いたスカーフ枠として採用。

上記の4体で重いメタグロスジャローダに強め。メガ+レヒレ@1で問題なく選出できる必要もあったためヒートロトムが適任だった。ヒトムグロスミミッキュの並びを形成することでスカーフの警戒がかなり薄かったように思う。

技構成は特筆することもないテンプレ。トリックの枠は10万ボルトも候補だがランドロスヒートロトムのどちらを選出しても崩しのサポートができるように最終的にはトリックに落ち着いた。

 

 

f:id:fourthlog:20190521013821p:plainミミッキュ@気合いの襷

性格:意地っ張り

特性:化けの皮

技構成:じゃれつく/シャドークロー/剣の舞/影打ち

実数値:131-156-100-x-125-148

努力値:4-252-0-x-0-252

○調整

・AS振り切り

 

 対面選出要員。

サイクルを回しても勝てないと判断した場合に選出する。ヒレグロス構築によくいる良くも悪くもテンプレ採用。スカーフ枠のヒートロトムがストッパーとしての性能に期待できないためその役割も担っている。皮+襷の2重の行動保証によりほとんど安定行動で動けるのが強力であった。

この枠はZを使わずに広い範囲と殴り合える点で似た役割を持てるカビゴンと悩んでいた。

 

【選出】

(f:id:fourthlog:20180726143540p:plainorf:id:fourthlog:20180726151518p:plain)+f:id:fourthlog:20180726151334p:plain+(f:id:fourthlog:20190720011926p:plainorf:id:fourthlog:20180726145823p:plainorf:id:fourthlog:20190521013821p:plain)

95%以上この選出パターン。グロクチはどちらを選出しても補完に優れたサイクルで戦うことができるのが強み。ミミッキュを選出する場合は対面的に動かしていくが電気地面が一貫しているため注意が必要。稀にメガ枠を選出しないこともあるが、レヒレを出さなかった試合は2~3回しかなかった。

 

○ほぼ無理

・CSメガリザードンY

・電気テクスチャーZポリゴンZ

・雨+ナットレイ

・ステロ+メガハッサムアーゴヨン

・最速飛行Zランドロス

・AS腹太鼓カビゴン

 

きつい→レヒレグロスより速いポケモン全般

 

他にも厳しいポケモンや並びはあるが特に無理なのはこのあたり。リザYはともかく他は上位のレート帯での数は少ないと判断して切った。当たったらほぼ負け。

リザYはヒトムレヒレで誤魔化す、剣舞不意打ち(ステロ+不意打ち)で縛る、耐久振りであることを願う 等で何とかするしかない。多少構築をいじったところでどうしようもないのと、こちらもXより数が少ないので対策はかなり薄くなっている。

 

 

【おわりに】

読んで頂きありがとうございました。個人的に2100一発屋なのがすごく嫌で、今期は2回目の2100だけを目標にしていたのですが結果的に100戦以内2100と最高レート&順位更新も達成できて本当に嬉しかったです。

水Zレヒレメタグロスの並びはs7から、グロスクチートの2メガ構築はs11から使い続けてきました。8世代では互換切りやメガ廃止にあたって恐らくグロスクチート構築を使うことは叶わないので最後のシーズンでまたグロスクチートで結果が出せて嬉しく思います。

 

 なにかあればtwitter Metadibule1123 までよろしくお願いします。

 

 

適宜加筆修正します。