【結果】
TN みき 最高208x 最終2011 274位
TN Ardos 最高209x 最終2082 108位
↓最高時 ここから5位に負けて終了
【使用構築】
【構築コンセプト】
・威嚇と耐性を駆使したサイクルを回し、こちらの攻め駒の一貫を作る
・受けることが難しい相手には対面的に戦う
【構築経緯】
ほとんどの一般枠に有利で命中安定かつ非接触で戦えるムゲンダイナに注目し、環境トップであるザシアン軸への解答としてムゲンダイナ+ゴツメテッカグヤ+スカーフランドロスの並びをシーズン開幕前から考察していたが、シリーズが始まり実戦でも想定通りの強さを感じることができたのでこの3体を主軸として固定し補完を考えていった。
この3体の選出で厳しく数の多い黒バドレックス軸やカイオーガ軸に対して選出する補完を長い期間考えていた。しかし黒バドレックスは悪巧みや未来予知、拘りトリック等、カイオーガは眼鏡や瞑想持ちと両者ともに強力な崩しの手段を持っているため後手に回った戦い方では安定せず、構築の枠も足りないと思ったので受けることは諦めて対面的に戦うことにした。
その対面駒にはサイクルパーツにもなれるチョッキ+襷の並びが強そうだと思っていたので氷竜悪の一貫を切れるチョッキアシレーヌと、黒バドオーガに有利な襷持ちの中で最も性能が高く超の一貫を切ることができる襷悪ウーラオスを採用。
最後に今期多い受け回しへの崩し枠を考えていたが、再戦まで考えるとどれも安定する気がしなかったので受け回しに対してある程度拾えそうかつ選出画面での圧力の高いゴチルゼルを突っ込んで構築が完成した。
【個別解説】
ムゲンダイナ@竜の牙
性格:控えめ
特性:プレッシャー
技構成:ダイマックス砲/ヘドロ爆弾/火炎放射/自己再生
実数値:229-x-116-210-117-173
努力値:108-×-4-204-12-180
○調整
・B<D
A156ウオノラゴンのエラがみを確定2耐え
・H-D:C222カイオーガの眼鏡冷凍ビームを確定耐え
C197ムゲンダイナのダイマックス砲を確定耐え
C217黒バドレックスのサイコキネシスを確定耐え
・S:準速エースバーン+2(耐久振りムゲンダイナやザシアン意識)
・C:余り
H振りムゲンダイナを確定1発
無振りカイオーガを確定2発
H215−D106までのカバルドンをオボン込み確定2発
H振りランクルスが瞑想込みで確定2発
H振りドヒドイデがヘドロ回復2回込みで確定2発
○参考
破邪ムゲンダイナハッサム【S15/最終2120(19位)】 - Wild Pokemon Rating
禁伝枠。禁伝対面はやや不利な相手が多いものの、ほとんどの一般枠に強く命中安定かつ非接触で戦える点が強力だと思い採用。
当初は型が特に決まっていなかったが、軸の構造が似ていた上記の構築の型を試しに使ってみたところ非常に使用感が良かったので配分を自分好みに微調整してそのまま続投した。環境にいるムゲンダイナは耐久振り1〜2Wか拘り持ちかハーブ持ちが大半のため、高火力+竜毒炎の打ち分け+自己再生持ちのこの型は汎用性を全く落としていないにも関わらず、ハッサムと組んでいなければ考慮されづらい型なので認識のズレで何試合も拾った。竜の牙は一見地味な持ち物だが、耐久を損なわずに上記のように確定数をずらせる相手が多くもっと使われて良い持ち物と感じた。
性格:呑気
特性:ビーストブースト
実数値:204-121-165-133-121-72
努力値:252-0-212-44-0-0
○調整
・H:最大
・B:11n
・C:ゴツメ1回+エアスラッシュでD4振りウーラオスが13/16で1発
ムゲンダイナと最も補完のとれた鋼枠。
スカーフランドロスと組み合わせることでザシアンに対して比較的安定して立ち回ることができる。場持ちよりもサイクル下での削りを優先しているので持ち物は残飯や木の実ではなくゴツメ。ウーラオスを引かせずに対面処理できるのも優秀。地震の枠は長らく火炎放射だったがヒードランが重く、火炎放射自体ナットレイとミラーぐらいにしか撃たないことに気付き変更した。しかし最終日は特にヒードランに当てることはなくむしろHBネクロに放射じゃないせいで突破されたので結果論だが失敗だった。
ランドロス@拘りスカーフ
性格:陽気
特性:威嚇
実数値:165-197-110-x-100-157
努力値:4-252-0-×-0 -252
○調整
・AS振り切り
構築の始点。威嚇と耐性が非常に優秀。
対ザシアンに関してはテッカグヤで受け出した後このポケモンに即引きすることで鉢巻ウオノラゴン引きには威嚇が入るので蜻蛉からダイナ投げが安定となり、居座りのワイボインファ剣舞にも対応することができる。対ザシアンへの立ち回りを増やすためにA特化巨獣石火耐え調整を施すべきだったかもしれない。
アシレーヌ@突撃チョッキ
性格:冷静
特性:激流
技構成:泡沫のアリア/ムーンフォース/シャドーボール/クイックターン
実数値:187-95-110-178-137-72
努力値:252-4-124-124-4-0
○調整
・H-B-D:C217黒バドレックスのアストラルビット+サイコショックを約95%で耐え
・H-B:A211ガラルヒヒダルマの鉢巻地震を13/16耐え
・H-D:C217黒バドレックスの眼鏡リーフストームを確定耐え
眼鏡+1アストラルビットを14/16耐え
・C:余り (激流時、泡沫のアリアで無振りガラルヒヒダルマが確定1発程度)
対面もサイクルもこなせる妖枠。
黒バドレックスとカイオーガ軸に出せるチョッキ持ちを模索していたところこのポケモンに行き着いた。レヒレは火力が低くチョッキ適性がない、ミストフィールドが邪魔、対面操作技持ちが欲しかった等の理由からこちらに軍配が上がった。またこのポケモンの受け駒に弱い性質がクイックターン+後述するゴチルゼルとの相性が良い。
襷バドレックスを考えるとアクアジェットが欲しくなりそうだが、チョッキの耐久が見えた時点で相手視点考慮せざるを得ないので実際に必要になる場面はなく、最悪居座られてもクイックターンで倒すことができるので特に問題はなかった。
ウーラオス@気合いの襷
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
実数値:175-200-120-x-81-149
努力値:0-252-0-×-4-252
○調整
・AS振り切り
最強の襷枠。元々ゼルネアスを意識した襷ギルガルドだったが対ゼルネアス以外はこのポケモンの下位互換もいいところだったので変更した。
アシレーヌと同時選出する機会が多い以上サンダーに隙は見せられないので自由枠にはストーンエッジを採用。重かったホウオウ軸にも刺さり命中不安を考えても入れた価値はあった。単純な性能の高さと、超の一貫を切れる悪の耐性がムゲンダイナと組ませる上で優秀だった。
ゴチルゼル@食べ残し
性格:穏やか
特性:影踏み
技構成:アシストパワー/コスモパワー/挑発/眠る
実数値:177-x-116-115-178-85
努力値:252-x-4-0-252-0
○調整
・HD振り切り
強制選出択ポケモン。
影踏みによる受け崩しと、その選出画面での圧力で受け駒の選出を抑制しこちらの攻め駒を通しやすくする。基本的にこのポケモンは受け回しにしか出せず汎用性の低い枠になりがちだが、現環境はかなり受け回しが多いルールであり分かりやすく強力な勝ち筋になるこのポケモンは自分のような対受け回しに苦手意識のあるプレイヤーにとっては1枠割く価値はあった。終盤受けループのラッキーが皆小さくなる持ちであったのでテッカグヤで流しながらムゲンダイナを捕まえるように心がけた。
【選出】
vs
⇒
vs
⇒@1
vs
⇒@1
vs(+受け)
⇒
vs(+攻め)
⇒
vs
⇒@1
vs
⇒無理
【問題点】
・一定数存在するゼルネアス軸を切った構築になってしまった(運良く最終日は1回しか当たらずその1回も急所勝ち)
・ザシアン軸に対して用意したランドムゲンカグヤの選出は、多少外しても勝てるとはいえあまりにも択が多すぎた。それでも序盤は8割ぐらい勝てていたが、終盤のザシアン軸によく入っていたサザンドラ等の竜、ヒードラン、マンムー入りがどれも厳しく、これに対抗しようとランドアシレカグヤのような選出をするとどう考えてもサンダーが無理になるといった具合に取り巻きの変化に全く対応できていなかった。
・サンダー等ムゲンダイナにほぼ一任しているポケモンがいるせいでドラン入り等ムゲンダイナを出したくない時に全く選出がまとまらなくなってしまった。(アシレーヌとウーラオスはサンダーに対面ならある程度戦えるが後投げはさすがに無理なため)
・受けを崩す手段をうまく軸に落とし込めずゴチルゼルに頼ることになってしまった
【感想】
都合で朝の7時までしか潜れない中なんとか朝6時40分に初21チャレを迎えて5位を引くも、最後の最後にわけのわからない択を選んでしまいミリ耐えされて負けそのまま終了。その前も4桁にプレミで落としていたりと2100に乗れなかったのは悔しいが本人が下手すぎるため、上記の問題点も合わせてこの結果は妥当だと思う。
スカーフランドロスとアタッカームゲンダイナが一生技が一貫しないせいで毎ターン頭抱えてたのバカ。終わり。
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